活動報告

防災力で近畿を守る専門家集団へ|第4回定時総会

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2018年5月31日、平成30年「第4回定時総会」がメルパルク大阪で開催されました。「人口減少社会が進む中、業界の魅力拡大、若手技術者増強など、取り組む課題がたくさんある。当業界が社会の中でも必要とされる輝く業界になるよう取り組んでいきましょう。」と小宮理事長の挨拶ののち、議案が審議されました。議案には、社会ニーズに順応した協会会員増強を図るため、会員規定の一部を改正する案などが可決されました。

また、ボーリングオペレーターの最高峰、技術伝承技能者「匠」に、新たに酒井英幸氏が8人目に認定されました。

 

(左から、小宮理事長、匠の酒井英幸氏、束原副理事長)

 

総会次第

1.開会
2.理事長挨拶
3.議長選出
4.議案
1号議案 平成29年度 事業経過報告
2号議案 平成29年度 決算報告及び監査報告
3号議案 平成30年度 事業計画(案)
4号議案 平成30年度 事業予算(案)
5号議案 会費規程の改訂
その他
5.表彰
6.閉会

 

講演会

総会後、京都大学大学院工学研究科工学研究科都市社会工学専攻教授の大津宏康氏に「地質リスク低減の観点からの地質調査の価値について」と題してご講演いただきました。

講演では、地質リスクとは期待値からのハズレ量である、つまり二次製品の確実性とは異なり地質は不確実性が多いことの理解、また、調査(情報)の価値とは得られた結果情報をどのように意思決定に活用するかが大切なことであると提示されました。

日本はリスクを低減・減少させることが常であるが、海外ではリスク転嫁(保険)することもある、このような場合のリスク対応が最も重要な事項であると、日常業務ではあまり考えられなかったことをお話しいただきました。また、工事前に行うリスクマネジメント(リスク管理)と工事開始後のクライシスマネジメント(危機管理)の相違、海外JICAの事業ではアドミニストレーション(組織運営による)リスクや海外プロジェクト特有のカントリーリスクに次いで、地質リスク(地盤・地形・地質)が存在することなど、実例を挙げてわかりやすくご講演いただきました。

 

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