一般社団法人関西地質調査業協会 創立60周年記念事業として、「防災市民フォーラム京都2017 京都も危ない…!!!」を開催しました。
河田惠昭氏(関西大学特別任命教授)による基調講演「京都で起こる身近な災害~地震、水害、土砂災害~」では、地震については京都盆地を囲む花折・西山・黄檗断層は過去1200年間地震を起こしておらず、エネルギーが溜まっていて危険であるとの指摘。洪水については、地球温暖化によりこれまでの降雨特性は激変したと考えなければならず、過去に起こった降雨記録を基準にしてはいけないとのご指摘がありました。また、豪雨によって鴨川や桂川も将来、必ず溢れる。そのとき京都盆地周辺の丘陵部のみならず、市内の吉田山や宝ヶ池、双ケ岡周辺、寺社境内の丘陵部でも土砂くずれなどの災害が発生するであろうとのことでした。